ウェルビーイングな社会を創造する~我々がコロンビアから学ぶこと~
3月17日(月)17:30~19:00, 保井俊之叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学部長・教授兼慶応義塾大学院システムデザインマネージメント研究科特別招聘教授による、リアルのセミナーが、IDBアジア事務所で開催されました。
寺沢会長の開会挨拶では、心の幸福を大切にしてきたコロンビア人への歴史認識が語られ、12月に着任されたMakanaky新大使からもご挨拶をいただきました。
4年前のコロナ禍の下でのオンラインセミナーの後もウェルビーイング(心身社会の幸福)への注目は世界的にも増しつつあり、今回の演題は「ウェルビーイングな社会を創造するー我々がコロンビアから学ぶことー」とされ、事前に会員全員に配布されたPPT資料に基づき、ウェルビーイングの研究、啓蒙を続けられている先生の経歴・業績が、IDB理事時代のコロンビア出張時や最近の学生との写真入りで、紹介されました。
人間の幸福感の科学的分析・研究に基づき、身体的(健康)精神的(幸せポジテイブ)社会的(福利・福祉)の要素から、 内戦や麻薬マフィアの跋扈の長い歴史の中で、何故コロンビア人が、ラ米でトップのウェルビーイング実感を持ち続けてきたのかが、自然とのつながり、地域密着、家族や親戚との強い結びつき等のコロンビア社会の特徴から説明されました。
その後の質疑応答では、多くのコメント質問が出され、保井先生から英語を交えた丁寧な説明がされて、コロンビアとの関わりを懐かしく思い出しながらの閉会となりました。