カカオハンター・小方真弓氏による講演会

2月27日(月)、起業家・小方真弓氏による講演会「多様性に富んだコロンビアのカカオ」が、当協会会員を対象にオンラインで開催されました。

小方氏は、チョコレート原料メーカーで6年間商品開発を経験したあと独立し、原料となる高品質のカカオ豆を求めて世界のカカオ生産国15ヶ国を旅し、2009年にコロンビアで自分の求める希少価値の高いカカオに出会いました。2011年にコロンビアの友人たちと高品質カカオ豆の生産を決意、実行に移し、2013年にはチョコレートブランド「CACAO HUNTERS」を立ち上げ、南部ポパヤンにチョコレート工房を設立、原料カカオ豆生産から製品チョコレ-トの製造、輸出までの工程を一貫して現地で行っておられます。

今回の講演では、原産地・中南米の古代文明(マヤ・アステカ・インカなど)では貴重な飲料として、また神への供物や通貨として利用されていたカカオが、新大陸発見後のヨーロッパでどのようにして甘いココアやチョコレートとして商品化されていったのか、なぜコロンビアのココアやチョコレートが美味しいのか、コロンビア産カカオ豆の種類や特徴、チョコレートの製造工程、地域経済との関わり、世界のカカオ豆需給、価格動向、美味しい飲み方(泡立て)や食べ方、更にはカカオ栽培はコカ葉栽培農家にとって代替作物になり得るかなど将来の抱負も含め、参加者からの質問にも応えながらの多岐に亙る、和やかな講演会となりました。

講演の詳細についてはこちらをご参照ください。